社長コラム

株式会社福崎

代表の視点

10年後の未来を、誰と描きますか。

読了目安:4分

株式会社福崎
代表取締役 福﨑 充

「10年後、あなたはどんな未来を描きたい?」

この問いかけは、三菱鉛筆株式会社が創業140年を記念して新聞広告に掲げたテーマです。
先日、私は三菱鉛筆株式会社の創業140年記念行事に参加しました。
140年という長い歴史を歩んできた企業が、この節目に何を伝えようとしているのか。私の心に残ったのは、子どもたちに未来を問いかけ、それぞれが思い描く未来を自由に描いてもらうという取り組みでした。次の世代が描く未来に目を向ける。その姿勢に、私は共感しました。

140年の歴史を持つ三菱鉛筆。皆さんも、これまでの人生のどこかで三菱鉛筆とつながっていたのではないでしょうか。
私にも、忘れられない思い出があります。
小学生のころ、私はプラスチックケースに入ったUNI鉛筆1ダースが欲しくてたまりませんでした。テストで良い点を取ることを条件に、親に買ってもらう約束を取り付けたことを覚えています。
念願の鉛筆を買ってもらうと、プラスチックケースも筆箱にして小学校にもっていきました。
今振り返ると、鉛筆そのものだけでなく、手に入れたときのうれしさや、大切に使っていた時間も、懐かしい思い出として残っています。
未来を描くということは、単に自分の夢や希望を思い浮かべることだけではないのかもしれません。誰かと想いを共有し、一緒に未来を考えることも、その一つではないでしょうか。

ノベルティを贈る人の想い

私たち福崎は、企業のノベルティや記念品を企画・制作しています。
お客様へのアンケートを通じて、ノベルティを贈る理由をお聞きすることがあります。
そこで多く聞かれるのが、「日頃の感謝の気持ちを伝えたい」という想い。そして、「贈ったものを末永く使っていただきたい」という願いです。
「いつもありがとうございます」という感謝の気持ち。これからも良い関係を続けていきたいという願い。
そこには、モノを渡すその瞬間だけではなく、贈った後の時間にも想いを届けたいという気持ちが込められているのだと思います。
私たちがノベルティを企画するとき、大切にしたいのは、こうしたお客様の想いです。
何をつくるかだけでなく、誰に、どんな気持ちを届けたいのか。そして、そのモノを受け取った人に、どんなふうに感じてもらいたいのか。
そこから考えることが、私たちの仕事の出発点だと考えています。

モノがつなぐ、これからの時間

ノベルティは、渡した瞬間にその役割を終えるものではありません。
使うたびに、贈ってくれた人や企業を思い出す。日常のふとした場面で、贈られたときの気持ちがよみがえる。
そんな気持ちのつながりを、ノベルティを通じて生み出していきたいと思います。
もちろん、すべてのノベルティがそうなるわけではありません。贈る側にどれほど想いがあっても、受け取る人に使ってもらえなければ、その想いを長く届けることは難しくなります。
だからこそ、受け取る人にとって使いやすく、使いたいと思えるものを考えることが大切です。
贈る側の「長く使ってほしい」という想いと、受け取る側の「大切に使いたい」という気持ち。
その二つがつながったとき、ノベルティは単なるモノを超え、人と人との関係を育むきっかけになるのだと思います。
私たちが目指すのは、モノをつくって届けることだけではありません。企業の想いが受け取る人に届き、その先の関係へとつながっていく。そんな価値を届けることです。

未来につながるノベルティを届ける

時代が変われば、人々の暮らしも、モノに求める価値も変わっていきます。そのなかで、ノベルティを通じて人と人とのつながりを生み出し続けるためには、私たち自身も、何を届けるべきかを考え続けなければなりません。
三菱鉛筆の記念行事をきっかけに、改めて考えました。
私たち福崎が実現したい未来は、企業の想いと、受け取る人の想いがつながり、そのつながりが未来へと続いていくことです。
お客様が誰に、どんな想いを伝えたいのか。その想いに寄り添い、受け取る人にも喜んでいただけるものを一緒に考える。
そして、ノベルティをきっかけに生まれたつながりが、その先の未来にも続いていく。
その実現に向けて、社員全員でお互いの想いを大切にしながら、これからもノベルティの仕事に取り組んでいきたいと思います。
10年後、私たちが届けたノベルティは、誰と誰をつないでいるでしょうか。
「つながるをつなげる。未来にとどけ、ノベルティ。」
この言葉を社員一人ひとりが日々の仕事の中で意識し、お客様の想いに寄り添いながら、その先にいる人とのつながりを考えていく。
そんな積み重ねの先にある未来を、社員全員でお客様と一緒に描いていきたいと思います。

以上

三菱鉛筆「uni(ユニ)」