社長コラム

株式会社福崎

代表の視点

なぜ私たちは「つながるをつなげる。」を掲げるのか

読了目安:4分
人と人とのつながりの価値を表現したイメージ

代行サービスが教えてくれるもの

株式会社福崎
代表取締役 福﨑 充

 

すでに、名を聞いても驚かなくなった「退職代行」というサービス。でも、今の日本では「退職代行」などの「自分でやりにくいこと」を代わりにやってくれる代行ビジネスが、次々と生まれています。

サービス名 内容 利用する人の主な目的
退職代行 本人に代わって会社へ退職意思を伝え、退職手続きをサポートする 上司に直接言えない、精神的負担を減らしたい
休職代行 本人に代わって会社へ休職希望や連絡を行う 心身の不調時に会社とのやり取りを避けたい
レンタル上司 期間限定で上司役を引き受け、相談・指導・助言を行う 社外の視点で仕事やキャリアの助言が欲しい
謝罪代行 本人や企業に代わって謝罪を行う 当事者同士で直接対応しづらい問題を円滑に収めたい
レンタル家族 家族役としてイベントや面談などに参加する 家族がいない、または事情により同席できない
お叱り代行 本人に代わって第三者が注意・指導・叱責を行う 人間関係を壊さずに伝えにくいことを伝えたい
おっさんレンタル 中高年男性を時間単位でレンタルし、相談相手や話し相手になってもらう 人生相談、仕事相談、雑談相手が欲しい
恋人代行・レンタル彼氏・彼女 恋人役としてデートやイベントに同行する 疑似体験や話し相手を求める
友達代行 友人役としてイベント参加や相談相手を務める 孤独感の解消やイベント参加のサポート
代理出席サービス 結婚式、保護者会、セミナーなどへ代理出席する 出席者を確保したい、体裁を整えたい

一見すると面白いビジネスに見えますが、私はこれらのサービスの背景にあるものが気になり、当社のブランドコピーである「つながるをつなげる。」という言葉の意味を改めて考えさせられました。

社会の穴を埋めるサービス

これらの代行サービスの根っこにあるのは、
「人との関係づくりが難しくなっている社会」があるのではないでしょうか。

  • 上司が部下の話を聞いてくれないから、上司代行が生まれる。
  • 家族に頼れないから、レンタル家族が生まれる。
  • 本気で叱ってくれる人がいないから、お叱り代行が生まれる。
  • 直接伝えられないから、退職代行が生まれる。

もちろん、これらのサービスを必要とする事情は人それぞれです。
そして、社会に必要だからこそこれらサービスの市場が生まれています。

言い換えれば、これらのサービスは
「社会の穴」を埋めるために生まれたサービス
とも言えます。

経営者の皆さんにお伝えしたいのは、
これらのサービスの存在を
「面白いビジネスだな」
で終わらせないでほしいということです。

むしろ、
「なぜそれが必要になったのだろう」
と考えてみていただきたいのです。

私たちの会社ではどうでしょうか。
部下は本音を話せるでしょうか。
困ったときに相談できる相手はいるでしょうか。
厳しいことを言い合える信頼関係はあるでしょうか。
もしそれらが十分に機能しているなら、
代行サービスの出番は少なくなるはずです。

会社の価値は、商品やサービスだけで決まるものではありません。
人と人との信頼関係をどれだけ築けるか
その積み重ねが、組織の強さとなり、企業の最も大切な資産である人材を育てるのだと思います。

便利なサービスが増える時代だからこそ、
私たち自身が「代行できない関係性」を築いていきたいものです。

私たちが掲げる「つながるをつなげる。」という言葉には、
単にモノを届けるという意味はありません。

私たちはノベルティを販売している会社です。
しかし、本当にお手伝いしたいのはモノを届けることではありません。

お客様とその先にいる方との関係づくりです。
感謝を伝えるきっかけをつくる。
応援する気持ちを届ける。
社員同士の一体感を生み出す。
お客様とその先のお客様との距離を縮める。

代行サービスが必要とされる時代だからこそ、人と人とのつながりの価値はますます高まっていくのではないでしょうか。

だから私たちは「つながるをつなげる。」を掲げています。

これからも、お客様の関係づくりを支える仕事を通じて、社会に信頼のつながりを増やしていきたいと思います。

以上